DIY初心者が自作でキャンピングカーを作る時に注意しておきたい点
まぁ〜寝ても覚めても、自作でオリジナルキャンピングカーを作る妄想が毎日のようにこみ上げているわけでありますが、DIYでキャンピングカーを作成しようと思った時に、まず初めに悩むところ・・・・
それは どんな感じのキャンピングカーにして、どの車(ベース車両)でキャンピングカーを作ろうかな・・・・という点だと思います。
僕は、車屋さんをしているので、自作でキャンピングカーを作ろうと思った時にその辺りが一番ネックになっているのでは無いかと思いました。ベースが決まればなんとかなる的な・・・苦笑
きっと、このブログをご覧の初心者の方が『DIYでキャンピングカーを作ろう』と思った時にも、必ず悩む問題だと思います。
どんな感じの車にしようかな・・・と❤️
ワクワクすることを これから皆様は始めようとしていると思いますので、一生に一台作れるかどうかもわからない”夢のようなキャンピングカー作り”なので、そこは大いに悩んでいただければと思います。
本当に自分が欲しいキャンピングカーはどんなやつなん?
- 牽引トレーラーで引っ張るタイプ(ヒッチメンバーいるやつ)
- 架装車両のキャンピングタイプ(屋根の上に部屋ついてるやつ)
- バンコンタイプ(ハイエースなどのワンボックス)
- 軽自動車タイプ(軽トラ架装とか、エブリィとか)
他にもいろんな種類のキャンピングカーがあると思いますが、この辺りめっさ悩むよね・・・・苦笑
本格的なキャンピングカーから軽自動車まで様々なキャンピングカーがあると思いますが、皆さんのスタイルにあったキャンピングカーはどれが一番いいのでしょうか?
それはですね・・・・
知らん(笑)
僕が決めることではなく、皆さんの生活スタイルにあったキャンピングカーを作ればいいのでは無いのでしょうか?
だから、それは僕にも正直わかりません。(΄◉◞౪◟◉`)
ただ、そのベース車両を選ぶ前の段階で、読者の皆様をほったらかしにするのも少し味気ないので、それぞれのメリットデメリットを少しだけ紹介したいと思います。
そのメリット、デメリットを含めてベースになるタイプを先ずは選んでみてください。
キャンピングトレーラーのメリット
広い居住空間&快適
車とは独立しているタイプですので”広い居住空間”を確保することが可能です。自分のお気に入りの物を詰め込んで、そっくりそのまま普段とは違う場所で過ごせるメリットはかなり大きいです。自分でカスタマイズできるのがいいです。
キャンプなどで使わない時は自宅の駐車場などに停車させて、個人のプライベートルームや災害時のシェルターとしても利用することができますので、様々な使い方があると思います。 正直、自宅がなくても、アレンジ次第では自宅にすることだって可能です。(固定資産税はいらないので)上手に利用すればかなり自由な生活が手に入るかもしれません。
車体から切り離せるので、旅先でも快適
自動車と切り離して移動することができるので、旅行先でも大活躍間違いないです。 食材の買い出しやふら〜っと温泉などにいく際にも、切り離すことで普段の生活となんら変わりのないキャンピングライフが可能。とても大きなメリットになります。
総重量750kg以内であれば牽引免許いらず
総重量750kg以下のトレーラーであれば、普通免許だけで牽引できるのも大きいです。750kgだと家族4人でも十分快適に過ごせるサイズとなります。 750kg以上は牽引免許が必要となります。
比較的値段が安い
市場に流通しているキャンピングトレーラーは、架装されているキャンピングカーに比べると値段は非常にリーズナブルになっていると思います。中古だと200万円前後で購入することができますし、メルカリやヤフオクなどのネットショッピングを使うと、ボロボロだけど100万円以下で購入することだって可能です。 ベース車両を安く購入し、じっくり手を加え、修理・DIYして自分好みにアレンジするのもいいかもしれませんね^^
キャンピングトレーラーのデメリット
取り回しが大変
自家用車にヒッチメンバーを取り付けて牽引するため、車の取り回し(操作性)が大変です。特に初めての人は教習所などでレッスンを受講した方がいいかもしれません。前進するのは簡単にできますが、バック(後退)が慣れないとまぁまぁ難しいかも・・・うまく駐車できない時は、家族総出でキャリアカーを手で押すなんてこともあるかもしれません。苦笑
燃費が悪くなる・制動(ブレーキの効き)も悪くなる
運転車両とは別で750kg近い車両を引っ張るわけなので、当然ながら燃費は悪くなります。また、重たい荷物を載せて車を走らせていますので、当たり前ですがブレーキの効果も弱くなります。
自家用車とは別の駐車スペースが必要
次に大きなデメリット部分として、普段の生活においてキャンピングトレーラーは必要ではないはずです。ですので、普段使わない時は自家用車両とは別でキャンピングトレーラー用の駐車場が必要となります。自宅に広大な土地がある方や、複数車両を保管できるだけのスペースがある人にはいいかもしれませんが、マンションや都会暮らしの方には現実的ではない話となります。
牽引器具(ヒッチメンバー)と車検が必要
キャンピングカーを牽引するためにはヒッチメンバー(牽引器具)が必要となります。また、車にはナンバープレートがつきますので、普通の車のように『車検と保険』などが必要となります。
架装車両のメリット
スタイリッシュ
メーカーがキャンピングカーを制作していますので、仕上がりはとてもいいですし、完成度は非常に高いです。見た目も実用性も非常に高いのが売りです。中古車市場でも値崩れはマイルドです。
これだけで生活ができる
日常の車+居住スペース=架装キャンピングカー ですので、はっきりいうと、動く家です。 ですので、これ1台あれば全国どこにでも行けますし、これだけで生活することだって可能です。 死ぬまでに1度はこう言った本格的なキャンピングカーで世界中を旅したい物です。 快適な空間を手に入れられる憧れの1台です。
架装車両のデメリット
車両費用が高い
一番大きなデメリットがこの部分。 完成された車だけに車両購入費用が非常に高いです。新車で特装車両を購入する場合、かなりのお金を準備しておくか、それなりの覚悟がいるのではないでしょうか?湯水の如くお金がある人はいいかもしれませんが、僕のような安月給の人には手が届かない高嶺の花です。
メンテナンス費用が高い
次に架装車両の維持費用については、一般的な車とそう大差はありませんが、特装(架装)している車(部品)は、その車種を取り扱っているメーカー(会社)でメンテナンスをする必要があったりします。普通の整備工場では断られるケースがありますので、もし架装車両を購入する場合は自宅の近くにそのようなお店があればいいですが、遠方の場合少し考えものです。お金はかかります 涙
実用性があまりない
近くのスーパーやコンビニには流石に乗っていこうとは思わないです。毎週末は全国各地に出かけて、おもいっきり人生を謳歌したいのであればとてもお勧めではありますが、年に1、2回ぐらいしか旅行に使わない人は流石に実用性がないのであまりお勧めではありません。
取り回しがしにくい
キャンピングトレーラー同様、架装部分がかなり大きくて、普通車両に比べると取り回しがしにくいのがネックです。 とはいえキャンピングトレーラーよりかは運転はしやすいです。
バンコンタイプのメリット
普段の乗用車と変わらない
一般的に普及しているハイエースやキャラバンなどのワンボックス車両をベースとしてキャンピングカーを作るので、普段運転している車と比べてもさほど違和感はない。
安価にベース車両が手に入る
大衆車向けに販売されている車なので、ベースとなる車両は豊富にあるし様々なパーツが販売されているのでコストを低く抑えることが可能。←これは重要
誰でも簡単にできちゃう(初心者むき)
先ほど同様、大衆車向けに販売されている車をベースとしているので、色々いじったりするのにもってこいの車両となります。特にDIYを始めたばかりの初心者でも、やり方次第では簡単に素敵なキャンピングカーが作れると思います。
実用性がある
普段利用している車をDIYで手作りキャンピングカーにするわけですので、普段の足としても使えますし、いざという時の頼りになる車両となります。
バンコンタイプのデリット
燃費が悪くなる
これは避けては通ることのできない問題になります。あくまでも自家用車両に自分でいろいろなもの加えていきますので、車両の重量は重くなります。車両重量が重い場合、それだけたくさんのエネルギーが必要となりますので燃費は悪くなります。DIYで自作キャンピングカーを作るなら、出来るだけ重量が軽くなるように工夫して作ればいいのではないかと思います。あとは、普段キャンピングカーとして使わない時は『簡単に取り外しができる仕組み』にしておくといいかもしれませんね。
他の車に比べると居住スペースが狭い
先に紹介したキャンピングトレーラーと架装車両とは違い、オリジナルのサイズでのキャンピングカーになりますので、室内の空間と室内でできる範囲が限られます。しかしアイデア次第ではとても広く有効活用などができますので、最大限に室内空間が作れる車両を探すのも これまた面白いことですし、あなたのセンスが問われるところです。
遮音・耐熱に弱い
市販されているハイエースやキャラバンはあくまでも普通車両なので、市販されているキャンピングカーなどに比べると『耐熱処理が弱い』です。エンジンをかけてる時は大丈夫ですが、エンジンを切ると『夏は暑くなりますし、冬は寒くなります』ので、遮音と耐熱処理は必要です。
軽自動車タイプのメリット
維持費が安い
なんと言っても、軽自動車なので年間の維持費が非常に安いのが特徴です。維持費を安くしたい人はお勧めですが、車両本体価格はかなり高めです。
女性でも簡単に運転ができる
普通の軽自動車サイズなので運転は楽チンです。また、狭い道でも軽自動車の特徴を活かしてスイスイ行けるのが醍醐味です。気軽にあちこちに行くことが可能なので、ゆったりとのんびり過ごしたい方にはお勧めの車となります。
軽自動車タイプのデリット
室内空間が狭い
ベースが軽自動車なので、室内空間は他のキャンピングカーに比べるとかなり狭いです(苦笑) ただ、使い勝手をよくする工夫をすればある程度は改善されるかもしれませんが、大人4人は正直厳しいですね・・・ 閉所恐怖症は個人的にはお勧めできないです。乗車できる人数が限られているので、その辺りも判断材料とする必要があります。
軽自動車なのに高い
個人的には軽キャンパーのデメリットとしては、DIY(自作)で作る人はそこまで負担はないかもしれませんが、市販されている軽キャンパーを購入しようとすると『かなり値段が高い』と感じています。 そもそも、普通車より軽自動車の方が高い方が個人的には納得ができませんが、軽キャンパーの場合、ぼったくられている感がすごいです。(個人意見)
需要と共有で値段が違うのはわかりますが、お店側としては軽のキャンピングカーを作って販売すればかなり儲かると思います。
安全性が不安
次に個人的な不安要素として、軽自動車なので安全性の脆弱部分が非常にネックです。ひと昔に比べると安全技術は発達し、強度も上がってきているのは間違いなさそうですが、そうはいえども所詮軽自動車なので、高速道路でガードレールに突っ込むと確実に前周りは大破します。普通の軽自動車でもフロント部分が大破しますが、それ以上に後ろに重たい荷物が乗っていますので、事故があるとより悲惨になるのではないかと感じています。
燃費が悪い
そして、軽キャンパーを憧れる人で盲点になっているのが、『燃費の悪さ』です。本来軽自動車なので一見燃費は良さそうですが、660ccの小さなエンジンに重たい荷物を乗せて走るので、常にアクセルを踏んでおく必要があります。(でないと走れない) つまり車両の維持費は軽自動車が大変優れていますが、他の部分(車両購入費用・燃費)などをみるとデメリットもありますので、慎重に判断したいところです。
キャンピングカー メリット・デメリットまとめ
牽引タイプ | 架装タイプ | バンコンタイプ | 軽自動車タイプ | |
購入費用 | ○ | × | ◎ | △ |
維持費 | △ | × | ○ | ◎ |
取り扱い | △ | △ | ○ | ◎ |
居住区間 | ◎ | ◎ | ○ | △ |
燃費 | △ | △ | ○ | ○ |
安全性 | ○ | ◎ | ◎ | △ |
DIYレベル | △ | × | ◎ | ○ |
実用性 | △ | × | ◎ | ○ |
皆様にとってメリットと感じる部分が多いなら、それを有効活用していただければいいと思いますし、メリットよりもデメリットの方が多いなら、あなたが望んでいるキャンピングカーとは少しイメージが違うのかもしれませんね。
キャンピングカー作りに”ワクワクする抑えられない気持ち”はわかりますが、自分にとって何がメリット、何がデメリットなのか良く考えた上でDIYで自作キャンピングカー作りをしていただければと思います。
当初ブログ管理人は『知り合いの鉄職人にトレーラーのベース車両』を造ってもらい、そこにオリジナルの上物(居住スペース)を造ってキャンピングカーをDIYで作ろうと考えていましたが、実用的なところを考えた時に うむむむ・・・微妙やな・・・・
と言う風に感じました。
なので、僕がこのブログでキャンピングカーをDIYして作っていこうと思ったタイプは
ずばり『バンコンタイプ』で制作していこうと思っています。
もし皆さんも、DIYをしながら自作でキャンピングカーを作りたいな〜って思った時は、『メリット・デメリット』を確認しながら車の種類を選んでいただければ幸いです^^
さぁ、だんだんイメージが湧いてきたので 次はどの車にしようかな・・・
ほんなら〜♪